専門医と連携したインターディシプリナリーアプローチ
〜主治医がしっかりと治療をコントロールするチーム医療、それをインターディシプリナリーアプローチと言います〜
現在の医療において、様々な職種で一人の患者さんを支える医療をチーム医療・チームアプローチと言います。さらに、専門性を高めて、同じ医師や歯科医師でも複数の専門医が一人の患者さんの治療を分担することを、インターディシプリナリー治療と言います。この治療の特徴は、チーム医療の中に統率役となる主治医が存在し、その主治医がコーディネーターとして専門医との連携を強化していることです。当院では、質の高い医療を提供するために、主治医の他にもその治療の専門領域に応じて専門医に依頼することがあります。
〜患者さんにとって最高の歯科医療を提供するために専門医の連携は不可欠〜
歯科治療はよく「建築」に例えられます。良い建築を立てるためには、良い建築家一人がいれば良いというものではありません。世界的に著名な建築は、設計士を中心に、施工・内装・外装・配管など多くの専門家が集結して初めて後世に残るような建築物ができるわけです。
歯科治療も同様に、いわゆる“難症例”といわれるような患者さんには各専門家医によるインターディシプリナリー治療が不可欠となります。
ここでいう難症例とは下記のような方が該当します
- 歯周病が重度に進行しており、歯全体がグラグラしている
- 歯並びがガタガタしていて、歯がよく磨けない
- 前歯の見た目全体が気になる、綺麗にしたい
- 金属の部分をすべて白くしたい
- 大きい虫歯が5本以上ある
- 過去に治療した部位の多くをやり直す必要がある
- 歯の欠損を長期間放置している
- 歯の欠損が4本以上ある
- 現時点でものがよく噛めない
- 入れ歯が安定せず、これ以上は難しいと言われたことがある
- 噛み合わせが不安定で、どこで噛んでよいかわからない
- 顎の関節に痛みがある
- 他院で治療期間が長期かかると言われた
- 他院で治療費が多くかかると言われた
- 他院でインプラントは無理だと言われた
以上の方は、難症例に当てはまりますので、ぜひお気軽に一度ご相談ください。
当院の在籍専門医・連携歯科医院
- お口全体の治療計画の専門医(当院では理事長が担当します)
- 虫歯や古い被せ物などを除去する一般治療の専門医
- お口の中の環境を整える衛生士(当院の衛生士は担当制となります)
- インプラント・セラミック治療の専門医(当院では丸尾理事長が担当します)
- 矯正歯科治療を専門に行う歯科医師(当院ではDr.森田が担当します)
- 根管治療の専門医(当院ではDr.三好が担当します)
〜東京医科歯科大学出身 矯正歯科治療を専門に行う歯科医師の拠点〜
当院で行なっている、難症例の補綴治療には矯正治療が不可欠です。なぜなら、重度の歯周病や歯の欠損を長期など放置することによって、歯は病的に移動してしまうことがよくあります。その移動した歯を元の位置に戻す方法は、矯正治療か、その歯を抜いてインプラントにするしかありません。できるだけ、ご自身の歯を保存するためには矯正治療というオプションは不可欠になるのです。
当院で矯正担当する森田淳平先生(東京医科歯科大学卒業・同矯正科大学院修了)が、当院を拠点として全国の歯科医院で矯正治療を専門に行う歯科医師として活躍しています。(森田先生のプロフィールはこちらから)歯並びに関して、小児から成人まで、ぜひお気軽にご相談ください。
当院で矯正担当する森田淳平先生(東京医科歯科大学卒業・同矯正科大学院修了)が、当院を拠点として全国の歯科医院で矯正治療を専門に行う歯科医師として活躍しています。(森田先生のプロフィールはこちらから)歯並びに関して、小児から成人まで、ぜひお気軽にご相談ください。
〜根管治療専門医院との連携〜
むし歯が進行すると、神経に達してしまい、痛みが発生します。痛みが発生してしまった時には、むし歯だけを削るだけではなく、神経を取る治療もしなければいけません(これを根管治療といいます)。神経が通る歯根は非常に複雑な形態をしており、特に奥歯は根の数が3〜4本あり大変難しい治療の一つになります。もし、治療が不十分なまま被せ物をしてしまうと、また数年後に根の先で炎症を起こし、再度根管治療をやり直さなくてはいけません。しかし残念ながら、現在の保険制度上では、一般の歯科医院でじっくりと時間をかけて根管治療をおこなうことは難しいのが現状です。そこで、当院では、二子玉川にある根管治療専門医院「坂上デンタルオフィス」(HPはこちら:http://www.sakaue-dental.com/)と連携を取り、根管治療が必要な患者さんにはこちらでの治療を推奨しています。