ご挨拶

理事長 丸尾勝一郎
地元世田谷への恩返し
三軒茶屋マルオ歯科理事長の丸尾勝一郎と申します。
私は、ここ地元世田谷に生まれ育ちました。東京医科歯科大学と同大学院(インプラント学専攻)を修了後、岩手医科大学・ハーバード大学・神奈川歯科大学と様々な大学で大学人として臨床・研究・教育に従事して参りました。大学では補綴(ほてつ=入れ歯や咬み合わせ治療)・インプラント治療を専門におこなっていた私は、大学内の他分野の先生や開業医の先生からもインプラントや審美セラミック治療、お口全体の咬み合わせの治療などについて、相談や患者さんの紹介をいただけるようになりました。次第に、もっと多くの患者さんに対して自分の地元でもある世田谷で地域貢献ができないかと思い、この度三軒茶屋で開業することを決意いたしました。
歯や口元でお困りのことがございましたら、まずはお気軽にご相談ください。

理事長紹介

歯学博士・インプラント専門医
丸尾 勝一郎
Katsuichiro Maruo

略歴

1980年4月生まれ、東京都世田谷区池尻出身。
年中より駒場幼稚園に通園。
世田谷区立多聞小学校に入学。
歯科医師だった祖父の影響で、この頃から歯科医師を志す。
中学受験を経て中高一貫の男子校・駒場東邦中学校・高等学校に入学。
高校卒業まで、徒歩通学のため電車通学の経験なし。
高校3年生時には駒場東邦名物の体育祭で白組団長を務める。
現役にて東京医科歯科大学歯学部に進学。
大学時代は小学校から続けていたサッカーに明け暮れる。
学生時代に、研究優秀賞である「小林育英会賞」受賞。
現役で歯科医師国家試験に合格し東京医科歯科大学大学院(インプラント科歯学博士)に進学、春日井昇平教授に師事。
博士号取得後、東京医科歯科大学歯学部附属病院インプラント外来に勤務。
その後、岩手医科大学補綴・インプラント学講座に助教として赴任。
インプラント外来医局長やハーバード大学と共催の卒後研修プログラムのプロジェクトリーダーなどを務める。

岩手医科大学を退職し、世界で20名が選抜されるITIスカラーシップにてハーバード大学歯学部インプラント科に留学し、インプラントおよびデジタル歯科治療の世界的権威Dr.German Gallucciに師事。留学中にエビデンスレベルで最も高い論文であるシステマティックレビューを執筆。
留学中にボストン日本人研究会プレゼンアワード受賞(内容と理解部門)

帰国後は、神奈川歯科大学 補綴・インプラント学にて、助教・講師として臨床・研究・教育に従事。研修医指導医、総合診断科長などを歴任。病院長賞を2年連続受賞。顎顔面インプラント学会にてイングランドアワード受賞。現在は、神奈川歯科大学補綴・インプラント科の非常勤特任講師を務める。
また、留学帰国後は、インプラント・デジタル歯科・EBMに関する歯科医師向けの講演・シンポジウム、書籍・歯科雑誌など執筆・翻訳などを多数行う一方、若手歯科医師へのキャリア指南、インプラント手術の開業医への出張オペ、歯科医院経営サポート、スタディグループの主宰など多岐にわたって活動している。

経歴

1999年  私立駒場東邦高校卒業
1999年 国立東京医科歯科大学歯学部入学
2003年 小林育英会 研究優秀賞 受賞
2005年 東京医科歯科大学歯学部卒業
2009年 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 インプラント・口腔再生医学分野修了(歯学博士・主任教授:春日井昇平教授)
2010年 岩手医科大学歯学部補綴・インプラント学講座 助教
2011年 同附属病院 インプラント外来医局長
2012年 米国ハーバード大学歯学部インプラント科 ITIスカラー・研究員
2012年 ボストン日本人研究会 「内容と理解」部門 優秀プレゼンアワード 受賞
2013年 神奈川歯科大学大学院 口腔機能修復学講座 咀嚼機能制御補綴学分野 助教
2013年 インプラント出張手術(フライングドクター)開始
2015年 同附属病院 総合診断科 科長 
2015年 日本顎顔面インプラント学会 English Competition Award受賞
2015年 神奈川歯科大学附属病院 病院長賞 受賞
2016年 神奈川歯科大学附属病院 病院長賞 受賞 (2年連続)
2016年 日本口腔インプラント学会 専門医取得(専門医登録番号1200号)
2017年 日本口腔インプラント学会 専門医取得 
2017年 同大学院 口腔統合医療学講座 補綴・インプラント学 講師
2017年 WHITECROSS インタビュー記事掲載(インタビュー部門アワード3位)
2017年 インプラント私塾 一ノ塾塾頭就任
2018年 同大学院 口腔統合医療学講座 補綴・インプラント学 非常勤特任講師
2018年 三軒茶屋マルオ歯科開院 
2018年 インプラントおよびデジタル歯科に関する講演:年間32回
2019年 ITI(International Team of Implantolgy)Fellow就任(就任時最年少)
2020年 医療法人社団プライムエレメント 設立 理事長就任
2021年 同大学院 口腔統合医療学講座 補綴・インプラント学 非常勤特任准教授
2021年 恵比寿マルオ歯科 審美・インプラントスタジオ 開院
2024年 東京医科歯科大学 インプラント外来 非常勤講師
ITI Study Club 世田谷 ディレクター就任
スタディグループ Infinity 設立(co-founder)
ストローマン 若手歯科医師グループ NEXGen ディレクター

所属

■学会
  • 日本口腔インプラント学会 専門医
  • 日本補綴歯科学会 評議員
  • 日本デジタル歯科学会
  • 日本顎顔面インプラント学会
  • International Team of Implantology (ITI) Member
  • European Association of Osseointegration (EAO) Member
■スタディグループ
  • Interdisciplinary Team of Dentistry (ITD) 主宰
  • 一ノ塾 塾頭
  • Center of Implant Dentistry (CID) アクティブメンバー

論文・著書など

著作
補綴・デジタルデンティストリーのための
重要10キーワード ベスト200論文
(トムソン・ロイターシリーズ)
すべての歯科医師のための臨床解剖学に基づいた
Comprehensive Dental Surgery
翻訳
インプラントのための
重要12キーワード・ベスト240論文
アナトミー(Anatomy)
アナトミーからの
インプラント外科手順チェックリスト
原著論文
  1. Effects of Simvastatin and Alpha -tricalcium phosphate on Alveolar Ridge Augmentation. K. Maruo, D. Sato, T. Machida, S. Kasugai. Journal of Oral Tissue Engineering 2010;7(3):143-152
  2. Effect of Hydroxyapatite Fiber Material on Rat Incisor Socket Healing. T. Machida, M. Nyan, K. Kon, K. Maruo, H. Sato, S. Kasugai. Journal of Oral Tissue Engineering 2010;7(3):153-162
  3. スタチン‐α型リン酸三カルシウム複合体のラット抜歯窩への骨造成効果のX線学的評価. 丸尾勝一郎,鬼原英道,近藤尚知みちのく歯学会雑誌 41巻1-2号;P46-47.2011.
  4. A systematic review of biological and technical complications of immediate loaded fixed implant rehabilitations for partially edentulous patients. B O.Niadh, K. Maruo, M. Riggi-Heiniger, A.Schrott, G. Gallucci. Clinical Oral Implant Research 2013;24(Suppl.9):178–190
  5. Implant Loading Protocol for Partially Edentulous Patient- a Systematic Review and Meta-Analysis. A. Schrott, M. Riggi-Heiniger, K. Maruo, G. Gallucci. International Journal of Oral Maxillofacial and Implants 2014;29, Suppl:239-55
  6. Occurence regions and sites of peri-implant inflammation with bone resorption in partially edentulous patients. M.Munakata, N.Tachikawa, K.Maruo, A.Sakuyama, Y.Yamaguchi, S.Kasugai. Oral Hygine & Health 2014;2(4)
  7. Th17が抜歯窩の治癒およびオッセオインテグレーションに与える影響.松本知生,下山佑,丸尾勝一郎,鬼原英道,木村重信.岩手医科大学歯学雑誌 38巻 3号 p:127-128
  8. Palatal window osteotomy technique improves maxillary sinus augmentation in previouslyinsufficient augmentation case. D. Ueno, T. Kurokawa, K. Maruo, T. Watanabe, J.A.Jayawardena. International Journal of Implant Dentistry, Vol.1,No.1;19.2015
  9. 柔軟性超音波探触子の開発 − 工学と医用への応用 −:田中雄介,星野秀和,吉田光良,李文,平野大輔、小倉幸夫,丸尾勝一郎,星憲幸,木本克彦,安斉昌照. 日本超音波医学会基礎技術研究会資料 No.5;p.29-36.2015.
  10. 審美部位における単独歯および少数歯欠損への最適なインプラント治療戦略. 丸尾勝一郎,木本克彦. 日本補綴歯科学会誌8,No. 4;p406-413.2016.
  11. A retrospective study to compare improvement of implant maintenance by Medical Treatment Model. K.Maruo, K.Singh, S. Shibata, G.Sugiura, T.Kumagai, K.Tamaki, J.Jain. Contemporary Clinical Dentistry. Contemporary Clinical Dentistry. 2016 Oct-Dec; 7(4): 428–)
雑誌
  1. Stewartの教科書から学ぶインプラント支台のパーシャルデンチ―― 『Stewart’s Clinical REMOVABLE PARTIAL PROSTHODONTICS』 第9章「Implant-Assisted Removable Partial Denture」インプラントアシスト可撤性部分床義歯. 小林賢一,鬼原英道,丸尾勝一郎.ザ・クインテッセンス31,No.9:p102-120.2012.
  2. 大学病院でのインプラント臨床症例より. 鬼原英道, 丸尾勝一郎, 飯島伸, 近藤尚知.歯界展望 120 No.4: p617-624.2012.
  3. 薬剤関連顎骨壊死は“BRONJ”から“MRONJ”へ.松下祐樹,丸尾勝一郎.ザ・クインテッセンス34,No.4;p35-36.2015.
  4. 特別企画“インプラント治療のエビデンスを再検討しよう―日本は欧米と異なる?―”「治癒期間と荷重プロトコルにおける日本と欧米との差異」.丸尾勝一郎.デンタルインプラントロジー23,No.1;p148.2016.
  5. インプラント体除去ツールの使い方と上部構造の撤去方法.丸尾勝一郎,中静利文,星憲幸,木本克彦.日本歯科評論76,No.12;p90-95.2016.
  6. インプラント治療の現在地「インプラント埋入時期と荷重時期の解釈」丸尾勝一郎,木本克彦.ザ・クインテッセンス36,No.1;p86-88.2017.
  7. 『WORLD ARTICLE』 In-vitro evaluation of the accuracy of conventional and digital methods of obtaining full-arch dental impressions (全訳と解説)丸尾勝一郎,木本克彦.ザ・クインテッセンス36,No.2;p187-196

メディア出演

理事長の症例紹介

症例
前歯の差し歯がとれ、歯根が割れていたため、抜歯と同時にインプラントを埋入し審美回復を行いました。
差し歯が取れたということで来院されました。検査をすると、残っていた歯根にヒビが入っており、破折していましたので抜歯となりました。抜歯後の治療としてインプラントを希望されました。
症例
下の第一大臼歯(6歳臼歯)が抜歯となり、インプラント+GBRで修復をおこない、同時に前後のむし歯の修復治療もおこないました。
右下の奥歯を他院にて抜歯し、数ヶ月間、インプラントにするかブリッジをするか悩んで当院にいらっしゃいました。ブリッジにした場合、将来的に手前の神経を取った歯の歯根が破折してしまうリスクをお話ししたところ、長期的に他の歯に迷惑をかけないインプラント治療を希望されました。
症例
骨がなく他院で断られた症例。右上奥歯をサイナスリフトとGBRによって骨造成を行い、インプラントによる咬合回復を行いました。
右上奥歯を抜いてからかなり長期間が経過し、骨がやせて薄くなくなってしまったため、他院でインプラント治療を断られた患者さんです。当院で骨造成術を併用したインプラント治療を希望されました。